獣医師の方へ
当院は2014年6月に開業以来、年々右肩上がりで成長し続けている若い動物病院です。手術件数も増え、難易度の高い手術に関しても積極的に取り組み成功してきました。また、腹膜透析や内視鏡検査、抗癌剤治療などの内科療法にも力を入れています。このように成長できたのも、獣医師・動物看護師・トリマーさんを含め優秀なスタッフがいたからです。
若い先生方の中には、大学卒業と同時に大学病院や2次診療施設など、高度な医療機器を備えた病院で働きたいと考えている方も多いと思います。大きな病院で日々勤務していると何となく自分も出来た気になってしまいがちです。そうした先生方では経験に基づく表面上の知識は持っているのですが、より深い知識に関しては不足している傾向があります。例えば子宮蓄膿症の際、多飲・多尿になることは知っていても、なぜ多飲・多尿になるのかまでは知らない方が以外と多かったりします。
当院では、各疾患の病態生理学をきちんと学ぶとともに、病歴聴取や触診などの身体検査、血液検査、尿検査、エコー検査などによる鑑別診断リストの作成、除外診断など臨床病理学的アプローチを行い、高額な医療機器に頼る前に病気を多角的に評価していくことが重要と考えています。
勤務医で長く勤めたい方には、しっかりとしたポジションと待遇を用意します。
また開業思考のある方には、当院で蓄積されたノウハウを全てお教えします。是非、一緒に働きましょう!
当院の特徴
- Pointスタッフ間での教育・情報共有に力を入れています
当院では皮膚科から外科まで幅広い知識の習得を目指して、毎週金曜日に他院の先生方と共に勉強会を行っています。
evidence-based- medicine(根拠に基づく医療)の理念の元、最新の知識を網羅的に習得し、様々な疾患に対応できる獣医師へと成長できるよう、教育体制には特に力を入れています。
院長は国際誌(査読あり)筆頭論文4本、他3本の論文執筆と商業誌執筆、国際学会での発表、科研費取得等の経験がある為、さらにキャリアアップをはかりたい方には、論文の作成法や学会発表の仕方について指導も可能です。JAHAセミナー勉強会
JAHA国際セミナーでは、海外の著名な先生の最新の知見についての講義(3日間、18時間)を聴講し、その講義内容を分担してまとめて勉強会で発表し、勉強会メンバーで情報共有を行います。
講義内容は内科(内分泌学、臨床病理学、消化器病学、神経病学、泌尿器病学、腫瘍学、心臓病学、クリティカルケア/麻酔)の8科目、外科(胸部外科、外科手術の基本/形成外科、腹部/軟部外科、整形外科)の4科目、計12科目になります。セミナーは1年に4回開催されるため、勉強会に参加することによって約3年で世界最新の情報をアップデートすることができます。
これだけの内容を一人で勉強することは難しいですが、みんなで勉強することによって効率的に学べます。週一回の院内勉強会
セミナーで得た情報をスタッフ間(獣医師と動物看護師)で共有することによって、効率的に知識を学んでいます。勉強会のまとめ資料もあるため、後で繰り返し復習することも可能です。
講義の内容で分からないところについても、他のメンバーに聞くことによってより知識を深めることができます。合わせて症例検討も行っているため、自分で診察している患者さんのことで相談したいことは気軽に聞く事ができます。
- Point基本を大切にしています
- 獣医師としてのスキルを伸ばすには、高額な医療機器に頼る前に、病歴聴取や触診などの身体検査、血液検査、尿検査、エコー検査などによる病気を多角的に評価するとともに、飼い主様へのインフォーム能力を磨いていくことが重要だと考えています。当院では、トリミング前に全頭身体検査を行っているので、健常犬を普段から診察することができ、正常を知ることによって病気の診察の際に非常に役立つと考えています。
- Point臨床病理学と泌尿器病学に特に力を入れています
- 日常からルーチンで血液塗抹や尿沈査を観察するようにしており、FNAや骨髄生検なども積極的に行っているので、形態学に基づく臨床病理学の知識が深く得られます。また、急性腎不全に対する腹膜透析や尿管結石による尿路皮下バイパス術や尿管膀胱吻合術、尿管切開術などの泌尿器系疾患に力を入れています。
- Point担当医制です
- 大きな病院では、毎回診察する度に獣医師が違ったり、獣医師によってインフォームの仕方が異なっていることから飼い主さんに不信感を持たれたりすることがあります。当院では、担当医制ですので、1度診察した子を継続して診察することができ、獣医師としてのスキルを磨けるとともに、オーナー様とも十分な信頼関係を構築することができ、担当医としての自覚ややりがいを得られやすいと考えています。また担当した子の去勢手術や避妊手術についても担当でき、外科手術の基礎についても早くから習得することができます。
キャリアプラン
獣医師として成長するためのスキルを積めるよう、教育体制には特に力を入れています。病歴聴取や触診などの基本を大切にしながら段階的に技術を習得し、キャリアアップできるように当院でサポートします。
※横スクロールできます
- 1年目 初期研修
- STEP 病歴聴取・身体検査
血液検査・尿検査
エコー検査・レントゲン検査
等の基本習得
- 2~3年目
- STEP 標準的なプライマリケアの
手順に従い、自立して獣医療
の実践を行う。
鑑別診断リスト作成と除外
診断について知識習得
- 4~6年目
- STEP ジェネラリストとして苦手
分野をなくし、より多くの
臨床経験を積み、後輩獣医師
や動物看護士の指導を行う。
- 副院長
各専門医
総合診療医 - STEP それぞれの個性を最大限
伸ばせるように得意分野を
伸ばし、知識と技術を体得
していく。
一日の流れ
8:30~
- 入院管理・清掃
- 入院中の動物達の朝の診察ならびに治療を行います。
診察が終わったら、入院室の清掃、ご飯の用意、ランでの散歩等を行います。
9:00~11:30
- 午前の外来診療
- 一般診療や予防接種などを行います
11:30~12:00
- 申し送り
- 入院中の動物の状態や診療内容をスタッフ全員で共有するために申し送りを行っています。
12:00~13:00
- 昼休憩
- 休憩室でゆっくりと休憩します。
13:00~16:00
- 手術・検査
- 手術ならびに検査を行います。手術を執刀しない時には、助手に入ったり、麻酔管理を行います。
また、お預かり中の検査もこの時間に行います。
16:00~19:00
- 午後の外来
- また、入院中の動物の午後の投薬治療等を行います。
19:00~20:00
- 確認
- 来院した前症例のカルテの確認や記入を行い、夜勤に仕事を引き継ぎ一日の業務は終了となります。
求職者へのメッセージ
田中先生 当院6年目 (獣医師9年目)
私が小動物臨床を志したのは、獣医療を通してペットと飼い主様の笑顔あふれる生活のお手伝いをしたいという思いからです。
当院では、セミナーや雑誌等で最新の知識を学びつつ、院長からの細やかな指導のもとで様々な経験をさせて頂いています。
スタッフ同士の仲も良く、頼れる看護師さんやトリマーさん達から日々学ぶこともたくさんあります。是非一度気軽に見学にいらして下さい。
募集要項
現在は獣医師2名が在籍しています。
中途採用
- 長期勤務歓迎
- 完全週休二日
- 正社員・パート
- 住宅手当あり
- 産休実績あり
職種 | 獣医師 |
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応募資格(必須) | 獣医師免許取得者または取得見込み者 |
仕事内容 | 獣医師としての諸業務 |
雇用形態 | 正社員・パート |
勤務形態(労働時間) | 火~土:8:30~19:30 日:8:30~16:30(週1回のオン・コール当番あり) パートの場合は応相談 |
勤務形態(休日日数) | 完全週休2日制 年次有給休暇(勤務半年後から付加、初年度最大10日、以後最大年間20日) 週休2日ち有給休暇を使って夏と冬に最大7日の連休可能 |
待遇 | 雇用保険、労災保険、社会保険完備 年1回の健康診断受診 制服貸与
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応募の流れ
- 1:電話またはメールでお問い合わせください。
- 2:面接、職場見学を行っていただき、獣医師としての適性を総合的に判断して採用を決定いたします。
当院では、獣医師・動物看護師・トリマーさんが一体となってチーム医療にあたり、お預かりしている動物の命を支えています。そのため協調性があり、向上心と責任感のある方を求めています。
スタッフ同士の中もよく、忘年会や歓迎会、スタッフの誕生日会などのイベントも楽しく行っています。
幅広い知識を得てスキルアップしたい!チームで働きたい!長く働きたい!という方はぜひご応募ください。スタッフ一同がお待ちしています。
- お電話でのご応募はこちら078-822-3770
担当:古林までご連絡ください。
- エントリーフォームへ
よくある質問
- 診療終了後、夜間の手術はどれ位の頻度でありますか?
- 基本的に予定手術は全て昼間の間に行います。時間外に緊急で行う手術もありますが、これまでの実績では月1回ほどです。時間外の手術に関しては、時間外手当をお支払いたします。
- 手術件数はどれくらいありますか?
- 当院では、避妊・去勢手術から、椎間板ヘルニア整復術、尿管・膀胱新吻合術やSUBシステムを用いた尿路変更術など様々な手術を行っております。また、歯周病治療のための歯石除去などを入れると、多いときで1日3~4件、年間300~400件の麻酔処置を行っています。
- 1人での診察や手術は就職後どの位から行えますか?
- 個人の習熟度によって大きく異なってきますが、新卒採用の場合だいたい3~6ヶ月で、先輩獣医師の指導のもとワクチン接種などの診察に入って頂きます。手術に関しては、自分の担当した猫ちゃんの去勢手術から始めて頂くことになります。
- 院内の新人教育環境はどのようになっていますか?
- 当院では、新人教育に力を入れています。毎週金曜日の夜に他院の先生方と行う合同の勉強会の他に、毎週日曜日の朝に院内で、身体検査や血液検査所見、レントゲンの読影の仕方などの初歩的な知識についての勉強会を行っております。また、手術前にこれから行う手術の必要性や術式などについてレクチャーを行っています。